論文抄読会
第4回消化器外科論文抄読会を開催(2024年7月6日)いたしました。
2024年7月9日
開催日:2024年7月6日
司 会:清水哲也先生
指導医:向後英樹先生
発表者:山口裕平先生
論文名:Association Between Vonoprazan and the Risk of Gastric Cancer After Helicobacter pylori Eradication
掲載雑誌:Clinical Gastroenterology and Hepatology誌オンライン版2024年2月12日号
今回の発表は専攻医2年目の山口先生にやって頂きました!
東京大学医学部附属病院の新井先生らの研究を紹介してくれました。
これまで、ピロリ菌除菌後の胃癌発症とプロトンポンプ阻害薬(PPI)との関連が報告されています。近年、PPIに替わってカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)が用いられることが多くなってきました。このP-CABでもピロリ菌除菌者の胃がん発症リスクの上昇する可能性があるといった内容です。使用期間が長いほど、また高用量の使用でリスクが高まることが示されていました。
消化管を診療する我々には身近なPPIやP-CABについて新しい知見を共有してくれました!
おしゃれな山口先生らしいスタイリッシュな発表で、とてもわかりやすかったです!
日常診療で使用する薬の理解を深めることは大切ですね!これからも皆んなで学びを深めていきましょう!!