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保田智彦先生が「胃底腺幹細胞マーカーの同定」で、令和元年度日本消化器癌発生学会研究奨励賞を受賞いたしました。

2020年2月8日

日本医科大学千葉北総病院助教の保田智彦先生が,日本消化器癌発生学会の令和元年度研究奨励賞に選ばれました.この賞は「消化器癌の発がん・進展に関する基礎研究を開始する40歳未満の研究者に対し、その研究を支援する」ことを目的とし,日本消化器癌発生学会の学会賞選考委員会によって選定されたものです.研究テーマは「胃底腺幹細胞マーカーの同定」であり,Spheroid培養を用いて胃底腺における幹細胞を同定し,これらの細胞の特徴や分子マーカーを解明することを目的としています.これまで小腸・大腸・幽門腺領域における上皮幹細胞は腺底部に位置するLgr5発現細胞であることが報告されていますが,胃底腺領域の上皮幹細胞については解明されておらず,この解明が化生病変や胃癌における上皮幹細胞と比較検討されることで,胃底腺領域における発がん過程の解明に役立つ可能性があります.


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