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日本医科大学千葉北総病院助教の保田智彦先生が2019年度High Impact Factor賞に選ばれました

2020年8月17日

日本医科大学千葉北総病院助教の保田智彦先生が2019年度High Impact Factor賞に選ばれました.この賞は2019年1月1日から12月31日までに発表された,Impact Factorが10以上の論文から日本医科大学准教授講師会が審査選考したもので,Gastroenterology(IF 20.877)に掲載された論文が評価されました.論文のタイトルは「MEK Inhibitor Reverses Metaplasia and Allows Re-Emergence of Normal Lineages in Helicobacter pylori–Infected Gerbils」で,長期のピロリ菌感染によりスナネズミに発生した化生病変を,MEK 阻害剤の投与によって消退させ正常粘膜を再構築させる,という内容の報告です.現在,胃癌の最も強い危険因子としてピロリ菌の慢性感染が挙げられており,本邦でも2012 年からピロリ菌の除菌治療が保険適応となっていますが,除菌治療後も胃癌を生じることが少なからずあり,この原因として除菌治療後にも化生病変が残存し,これらの病変から胃癌が発生すると考えられています.本研究の内容は,こうした除菌後に化生病変から発生する胃癌を減少させ,胃癌予防に重要な役割を果たす可能性があります.


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